LCMとは、Life Cycle Management(ライフ・サイクル・マネジメント)の略語です。
人がこの世に生まれて大人になり、やがて年老いて死んでいくのと同じように、商品・サービスにも導入から廃棄/解約までのライフ・サイクルがあります。
ちなみに、プロダクト・ライフ・サイクルとは、商品やサービスが企画・開発されて販売され、市場に受け入れられた後、商品力を失って衰退していく一連の流れを表わすマーケティング用語です。商品・サービスを提供する企業は、自社の商品・サービスがライフ・サイクル上の導入期/成長期/成熟期/衰退期のどの地点に位置しているのかを判断しながら、次の打ち手を考えていきます。商品企画やサービス企画の担当者にとってはお馴染みの言葉だと思います。
さて、IT機器のLCMサービスとは、PC(パソコン)やスマートフォンなどのIT機器の導入から始まり、それらの端末の運営管理、そして、使用年数が経ってからの廃棄や、端末の入替えなど、ライフ・サイクルを通してIT機器の面倒をみるサービスです。
初期設定やラベル貼りなどの機器導入時の作業をキッティングと呼びます。このキッティングの作業を委託できるのがキッティングサービスで、キッティングはLCMサービスの一部だと言えます。
また、LCMサービスとセットで、ヘルプデスク業務を委託することもあります。