バックオフィス|BPO&アウトソーシング用語集

バックオフィスとは、フロントオフィスの反対の意味です。

その「フロントオフィス」とは、商品・サービスの企画開発や販売活動に従事する部門、あるいは、それらの業務に従事するチームや人員を指します。

逆に、「バックオフィス」とは、フロントオフィスに属さない部門、あるいは、フロントオフィスに属さない業務を担うチームや人員を指します。

ここで注意しなければならないのは、バックオフィスという言葉には、大きく分けて以下の3つの使い方があって、文脈によってどの意味合いなのかを判断する必要があるということです。

① 部署による区分け

フロントオフィス(部門): 営業部/マーケティング部/開発部/製造部など
バックオフィス(部門) : 総務部/人事部/経理部/システム部など

① の場合は、部署ごとにフロントオフィスなのかバックオフィスなのかを区分けします。「フロントオフィス部門」「バックオフィス部門」と「部門」をつけた言い方の場合は、こちらの意味合いです。また、バックオフィス部門は、間接部門と呼ぶこともあります。



② 業務内容によるチームや人員単位での区分け

フロントオフィス(チーム/スタッフ): 顧客対応をする営業員、顧客対応を担当するコールセンタースタッフなど
バックオフィス(チーム/スタッフ) : 営業部内の事務担当者、コールセンター内のデータ入力担当者など

② の場合は、同じ部署(営業部・コールセンターなど)の中で「フロントオフィス」と「バックオフィス」の役割に区分されるような場合です。「フロントオフィスチーム」「フロントオフィススタッフ」や「バックオフィスチーム」「バックオフィススタッフ」と言う場合には、こちらの意味になります。



③ 同一人物の中の業務内容での区分け

フロントオフィス(業務): 営業員の顧客対応業務(面談など)
バックオフィス(業務) : 同じ営業員の顧客訪問のための資料づくり/出張費の会計処理など

③ の場合は、同一人物であっても「顧客対応」と「その支援業務」の両方を担う場合を想定した区分です。そのような場合には、「フロントオフィス業務」と「バックオフィス業務」というように、それぞれに「業務」という言葉をくっつけて使うことが多いはずです。

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