Promotion(販売促進)とは、キャンペーン活動などで商品・サービスの認知度を上げつつその商品・サービスが売れるように宣伝・広報をしたり、店舗などでの販売活動を強化することを言います。
商品・サービスは、企画・開発しただけでは意味がありません。その商品が売れることで、企業に売上と利益をもたらすわけですから、どれだけ多くの商品を販売できるかはとても重要なことですし、そのためにPromotion(販売促進)が大切な役割を担います。
一般的に、広報・宣伝の担当者は、プロモーションについて次のような事柄について検討することでしょう。
・広報として活用できるものはないか?
自治体の広報誌/ホームページや、新聞記事に取り上げられるなど
・宣伝にどのようなメディアを活用するのか?
ネット、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、新聞折り込みチラシ、ポスティング、フリーペーパー、ダイレクトメール、交通広告、屋外広告など。
・社名/商品名の認知を広げるのか、機能・効用を訴求するのか?
などです。
また、店舗などでの販売活動の強化については、次のような事柄について検討するのではないでしょうか。
・店舗スタッフの教育は、どうするのか?
・自社から店舗に応援のスタッフを送り込むのか?
・商品販売に対するインセンティブ(成果報酬)は、どうするのか?
・商品説明のPOPやノボリは、どうするのか?
・販売価格の割引(値引き)は、どうするのか?
など。
当然ながら、「広報」「宣伝」と「店舗での販売強化(セールスプロモーション)」がうまく融合しなければ、販売促進の効果は最大化できません。
また、「商品力」と「販売促進策」は、自転車の両輪のようなものです。どちらかだけでは機能しません。
もちろん、商品に魅力がなければ、いくら強力な販売促進策を講じたとしても、商品が売れることはありません。しかし、いくら良い商品であったとしても、販売促進なしに効率的に商品が売れることもありません。
「良い商品を作りさえすれば必ず売れる」という考えは、モノ不足の時代(古き良き時代)の発想です。現代のようにモノが溢れている世の中では、そのような考えは通用しません。従って、昔に比べて Promotion(販売促進)の役割はより重要になっていると言えるのではないでしょうか。