電話調査は、コールセンター会社?調査会社?どこに委託する?

市場調査や世論調査の手法として、電話調査をご検討中の方へ。

昔は、調査と言えば、訪問調査・郵送調査・電話調査が主流でした。それが、インターネットが登場して、人々の生活の中に浸透し、調査業務もネット調査が主流となりました。

それでも、どうしても、電話調査でなければいけない場合もあります。調査会社の登録モニターではなく一般の市民を対象に調査したい場合や、あるいは、企業など法人を対象にする場合などです。

電話調査の良いところは、電話番号がわかっていれば、調査が実施できるというところでしょうか。特に、法人向けの場合には、それが当てはまります。法人であれば、代表電話番号を公開していますので、ホームページなどから架電リストを作成することが可能です。

一方、一般の個人が対象の場合には、今どき電話帳に個人の電話番号を掲載している人は少なくなりましたので、事前に電話番号のリストを用意することができません。以前は、業者から名簿(卒業アルバムなど)を購入することもあったようですが、個人情報保護を基本とする現代社会では、そのようなことは許されません。

そこで、今日では、RDD方式と言うコンピューターで電話番号をランダムに発生させる方法を使って、架電することがほとんどです。このRDD方式を活用すれば、先方の住所やメールアドレスや電話番号を知らなくても、一般の方を対象とした調査を実施できますので、それが電話調査のメリットとなります。

それでは、その「電話調査」を実施する場合に、あなたなら、どこに委託しますか?

電話を架けてもらうから、コールセンターの会社に委託しますか?
それとも、調査のことなので、調査会社(市場調査の会社、マーケティングリサーチの会社)に委託しますか?

コールセンター会社に委託する場合、架電についてはプロなので安心です。しかし、調査票(アンケート内容)の作成や、集計作業については、あまり慣れていなのではないかと、一抹の不安を抱いてしまいます。

逆に、調査会社に委託すれば、全体のコーディネートは問題ないはずですが、結局、架電(実査)の部分をコールセンター会社に外注してしまってブラックボックスになるかもしれません。あるいは、再委託先を利用することで、提供料金が高くつくかもしれません。

それでも、自社で対応できない場合には、社外のどこかに委託するしかありませんので、何らかの理由をつけて、どこに委託するのかを選ぶことになります。

しかし、心の中では、「どちらにしようかな・・・。」と決めかねている場合でも、無理やりにでも「えいや!」と思い切って決めてしまうしかないのでしょうか。もっと、納得感のある良い選択肢はないのでしょうか。

● そこで、おススメするのが、第三の選択肢です。

それは、「コールセンター」と「市場調査」の両方を本業としている会社に「電話調査」の業務を委託することです。そうすれば、架電自体はプロですし、かつ、調査の設計や集計・分析などで困ったときに同社内でフォローする人材がいるからです。

あるいは、「電話調査」の実績が豊富なコールセンター会社に委託するのもおススメです。ただし、最大手のコールセンター会社だと提供料金が高めになる可能性がありますので、費用を抑えたい場合には避けた方が良いかもしれません。

ほどほどの規模の会社で、かつ、会社の安定性・信頼性なども考慮して、委託先を選択できればベストな選択になるのではないでしょうか。

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