純広告(pure advertisement)|EC・通販コールセンター用語

純広告とは、ネット広告が普及する以前より広告業界で使われている言葉で、広告媒体に広告を掲載してもらう一般的な広告を意味します。新聞や雑誌は、媒体そのものの販売の他に、この広告収入を収入源とするビジネスモデルです。ちなみに、広告関係者は、純広告のことを「純広(じゅんこう)」と呼びます。

また、新聞や雑誌では、媒体側と広告主とのタイアップ記事や記事広告など、見た目では広告とわかりにくいものがありますが、「純広告」にはそれらとは違う「純粋な広告」であるという意味が込められています。

その後、インターネットが普及し、しばらくの間、ネット広告における「純広告」とは、サイトの上部などにあるバナー枠を買って広告を掲載することを意味していました。しかし、ネット広告が進化していく中で、サイトのバナー枠にもいろいろな仕掛けが施されるようになり、ネット広告における「純広告」という言葉の意味は変化した感じがあります。

現代では、ネット広告における「純広告」という言葉の意味については意見が分かれるところもありますが、「PPC広告」(クリックされると課金する広告の方式)との対比で「純広告」という言葉を使うことが多いのではないでしょうか。(特定のアドネットワークを経由せずに指定の媒体に掲載される広告を意味することも多いようです。)

PPC広告はクリックされることで課金される仕組みであるため、自社サイトなどへの誘導を強く意識したものですが、「純広告」は電車内の吊り広告のように「露出」を意識したものであり、商品・サービスの認知を広げ、潜在顧客のニーズを顕在化させる役割を担うものだと考えられます。そのため、広告主は、広告がどれくらい表示されたのかを示す「インプレッション数」を注視することになります。

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