テレマーケティングや、ウェブマーケティングという用語をご存知でしょうか?
テレマーケティングとは、「電話」を活用したマーケティング活動を意味しますし、ウェブマーケティングはウェブ(ホームページ)を活用したマーケティング活動のことです。
同様に、メールマーケティングとは、メールを活用したマーケティング活動全般のことを言います。
そのメールマーケティングにも、いろいろと種類があります。
例えば、
・登録者全員に同じ内容のメールを配信する メールマガジン(メルマガ)
・特定のターゲットを抽出してメールを配信する ターゲットメール(セグメントメール)
・一人一人にカスタマイズしたメールを送信する One to One メール
などがあります。
また、ステップメールと呼ばれるもので、シナリオを設定して、そのシナリオに沿って一人一人にメールを送付する方法もあります。例えば、ホームページでプロダクトの資料請求をしたら「特定のメール」を送付する、その1週間後に「別のメール」を送付するなど。
メールを配信する手段としては、以下のようなものがあります。
・パソコンにインストールする無料ソフト/有料ソフト
・自社サーバーにメール配信ソフトをインストールして運用する(オンプレミス)
・メール配信スタンドサービス(クラウドサービス)を利用する
・マーケティングオートメーションツール(クラウドサービス)を利用する
とりあえず、始めてみたいという場合。配信数が100件程度であれば、パソコンに無料ソフトをインストールしてメールを配信するのも良いでしょう。
しかし、1000件規模になってくると、違う配信方法を検討したほうが良いはずです。
自社サーバーにメール配信ソフトをインストールしての配信や、安価なメール配信サービス(クラウドサービス)の利用など、配信能力を向上させる必要がでてきます。
尚、クラウドサービスの利用は、情報セキュリティのルールにより、企業によってはサービス利用を禁止していたり利用の許可を得るのに時間を要する場合もありますので、事前に情報システム部門などに確認しておく必要があります。
100万件規模のメールを配信する場合には、さらに配信能力が重要になりますので、高速なメール配信が可能なメール配信スタンドが最有力候補になります。それなりの料金のクラウドサービスであれば、サーバーの処理能力も高く、サーバー群が設置されているデータセンターもインターネットに大容量回線で接続されていますので、自社ネットワークからの配信よりも高速に配信ができます。(配信スピードをウリにしているサービスの場合、配信のスペックをホームページに記載しています。)
また、配信数によるツールの使い分けとは別に、登録者の行動(自社のホームページの特定ページを閲覧した、など)をスコアリングし閾値を超えた登録者にメールを送付したり電話で営業(インサイドセールス)したいのであれば、マーケティングオートメーションツールを利用することになります。
実際にどのツールを利用するのかの選択は とても悩ましいものですが、いつでもツールを変更できるように、ツールに依存しない形(CSV形式など)でマスターファイルを管理しておくことをおススメします。