キャッチコピーとキャッチフレーズ|デジタルマーケティングコラム

ハート

「キャッチコピー」と「キャッチフレーズ」という言葉は、良く耳にする言葉です。 しかし、その本当の意味や違いを知っている人は、意外に少ないかもしれません。ここでは、それぞれの言葉の意味について説明しようと思います。

● キャッチコピーとは

まずは、キャッチコピーについて。

そもそも、キャッチコピーという言葉は、和製英語です。 日本語での「キャッチコピー」は、英語では「Advertising slogan」と言います。 言い換えれば、短い宣伝文句です。

そのブランド(商品・サービスなど)の特徴を的確に表現した上で、パッと人の目に留まり、人の心に響き、人の心を動かし、そして、購買行動に繋げることができるのが理想の「キャッチコピー」です。

そのキャッチコピーには、2つの要素が必要です。

1つは、そのブランド(商品・サービスなど)の特徴・メリット・競争優位な点を煎じ詰めて、短い言葉で言い表していること。そして、もう1つは、購買者が心の底から求めているものとマッチしていること。

ちなみに、当社のコンタクトセンターサービスのキャッチコピーは、 「高品質なサービスを、リーズナブルな料金で!」 です。

● キャッチフレーズとは。

さて、もう1つのキャッチフレーズについて。

フレーズ(phrase)とは、決まり文句のことです。そして、キャッチフレーズという言葉は、元々、英語の言葉(Catchphrase) として存在します。ただし、「キャッチフレーズ」は宣伝文句という意味ではありませんし、「キャッチコピー」と同義語ではありません。

キャッチフレーズという言葉には、それなりの歴史があるようです。19世紀、労働者階級が上流階級の人間に対して皮肉をこめてその人物の代名詞として使っていたようです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Catchphrase

また、現代では、映画やテレビの登場人物が口にするセリフで、何度も繰り返して使われるもの、そして、みんなの記憶に残っているセリフ(フレーズ)を意味します。

例えば、映画・ターミネーターの「I’ll be back.」や、トランプ前大統領がテレビ番組の司会をしていたときの「You're fired!」など。
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_catchphrases

そして、日本で言えば、水戸黄門の「この紋所(もんどころ)が目に入らぬか!」や、アニメ・セーラムーンの「月に代わっておしおきよ!」などです。

キャッチコピーとキャッチフレーズ。カタカナで書くと似たような雰囲気の言葉ですが、意味合いがかなり違うものであると、おわかりいただけましたでしょうか。