ムーアの法則|DX(デジタルトランスフォーメーション)の用語

ムーアの法則とは、「半導体の集積率(部品の密度)は18ヶ月(1年半)で2倍になる」というものです。ムーアの法則が1965年に提唱されてから半世紀、ほぼそのとおりになってきました。もちろん、この先の未来がどうなるのかは誰にもわかりません。しかし、これまでも「そろそろ限界なのではないか?」と言われながらも、半導体技術の進歩は続いてきました。

【 基準年   】   1
【 1年半後  】   2
【 3年後   】   4
【 4年半後  】   8
【 6年後   】  16
【 7年半後  】  32
【 9年後   】  64
【 10年半後 】 128

しかし、半導体業界に関わる人間でなければ、ムーアの法則が示す「18ヶ月で2倍」という数字に、さほど大きな意味はありません。それよりも、5年で10倍、10年で100倍というおおざっぱな数字をイメージしておくことに意義があるのかもしれません。

半導体を使った同価格の製品の性能が10倍・100倍になる。あるいは、同性能の製品の価格が10分の1・100分の1になる。

それを想像しながら、未来を頭に描き、事業戦略やマーケティング戦略を構築することが大切です。

かつて、リュックやショルダーバックのように大きな荷物であった携帯電話機が、片手で操作できる小さな携帯電話機へと進化し、それがスマートフォンに置き換わった世界を経験した人であれば、この先にどのような未来が訪れても不思議ではないと理解できるはずです。

半導体に限らず、液晶や有機ELなどのディスプレイ素材や、バッテリーなど、さまざまな技術が今の10倍・100倍の進化を遂げることでしょう。そして、私たち人類には、その技術の進化を前提として未来を構築する力が求められているのです。