ブロックチェーンは、仮想通貨・暗号資産の実現に欠かせない技術です。具体的には、複数の場所(サーバー)に散らばって存在している「ブロック」と呼ばれる電子データが暗号技術を使ってリスト化されたものです。
その各ブロックには、前のブロックの暗号化ハッシュ 、タイムスタンプ、トランザクションデータが含まれていて、お互いに関連して鎖(チェーン)のように繋がっています。そのために、1つのブロックのデータを改ざんしたとしても、その前後のブロックの記録から、改ざんが見破られてしまいます。
その結果、ブロックチェーンはデータの改ざんに強いと言われており、例えば、仮想通貨・暗号資産の取引を記録するための台帳としての役割を果たしています。また、最近では、NFT(電子著作物のオリジナルを証明する技術)を実現するための技術としても注目されています。
そのブロックチェーンについて、「日本ブロックチェーン協会」では以下のように定義しています。
https://jba-web.jp/aboutus
ブロックチェーンの定義 1
ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。
ブロックチェーンの定義 2
電子署名とハッシュポインタを使用し改竄検出が容易なデータ構造を持ち、且つ、当該データをネットワーク上に分散する多数のノードに保持させることで、高可用性及びデータ同一性等を実現する技術を広義のブロックチェーンと呼ぶ。