ネット調査|マーケティングリサーチ用語

ネット調査とは、インターネットの普及に伴い一般化したマーケティングリサーチの手法です。アンケートの回答者がパソコンやスマホを用いて、インターネットのウェブブラウザ上で設問に答えることで実現されます。ネット調査は、「インターネット調査」や「ウェブ調査」とも呼ばれます。

ネット調査が登場するまでは、定量調査の主役は「郵送調査」や「訪問調査」でした。

しかし、郵送調査ではアンケート用紙の印刷代・郵送費・アンケート結果のデータ入力費用などがかかる上に、アンケートの準備・実施に1か月以上を要するという時間の問題もありました。

また、訪問調査の場合には、郵送調査以上に費用と時間を要します。

そのため、低コストで短納期を実現できるネット調査の出現により、定量調査の主役はネット調査へと移り変わりました。

そのネット調査も、当初は、「ネットを使う人は特別な人なので、調査結果に何らかのバイアスがかかるのではないか?」という疑念が抱かれましたが、高齢者を含めてほとんどの日本国民がネットを利用する現在では、そのような疑念も払拭されつつあります。

しかし、調査内容や調査対象者によっては、ネット調査には相応しくないものもありますので、調査に応じて調査手法の選択を吟味することを忘れてはなりません。