画像認識|AI・人工知能の用語

画像認識とは、パターン認識の一種であり、画像データに映っている対象物が何であるのかを特定する技術であり、画像データから対象物や対象物の特徴を抽出して、識別・認識する技術です。

ちなみに、パターン認識とは、「画像や声などの情報を含むデータの中から一定の規則や意味を持つ対象を選別して取り出す技術です。

製造業の工場のラインでの検品作業や異物混入の検知など、古くから産業界では画像認識の技術を利用していて、機械工学・制御工学系の研究室においては古くからパターン認識・画像認識の研究が進められてきました。

その画像認識が、ディープラーニングとの出会いによって急激に進化しました。ディープラーニングにとって、最もその力量を発揮できるのが画像認識の分野であったと言えます。そして、昨今のAIブームの再来は、このディープラーニングと画像認識の組み合わせによるブレークスルーが大きく貢献していると言えます。

医療の現場では、医師の目(視覚)によって病気に気づくことがあります。レントゲン写真を見て肺の病気を発見したり、胃カメラの映像から胃の病気を見つけ出します。しかし、人間であるがために、その病巣を見落としてしまう可能性がゼロではありません。

そのような人の命に関わる医療の現場において、画像認識の技術により、医師の気づかない病気をAIが発見してくれることが既に実現されています。