くろよんのホテル事業を再開発
関電アメニックス 2019年4月3日
関電不動産開発と関電アメニックスは、黒部ダムの玄関口、長野県大町市にて展開するホテル事業の再開発計画を発表しました。
IHG(インターコンチネンタルホテルズグループ)と提携し、2020年春を目途に日本国内二番目のホリデイ・インリゾートブランドとなるホテルとして「ANAホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん」を開業します。
大町市におけるホテル事業は、四季折々の自然に囲まれた、黒部ダムに最も近い高原リゾートホテルとして1965年に「ホテルくろよん」を開業し、1988年に「くろよんロイヤルホテル」として増改築して以来、「株式会社ロイヤルホテル」、「株式会社本吉兆」の協力のもと、30年間に渡り、国内外を問わず多くの顧客に愛されてきました。
日本の原風景ともいえる長野県の美しい自然と、日本一の長寿を育む豊かな食を、国内外の顧客に提供するため、今回の再開発にあたっては「ANAホリデイ・インリゾート」のブランド力とノウハウを活用し、顧客の想像を越える感動体験と寛ぎの時間を提供し、大切な人との素敵な思い出作りができるホテルを目指します。まずは2020年春に既存ホテルをリニューアルし、2021年春に30室の新館をオープンする予定です。
大町市は、長野県の北西部に位置し、その西部一帯に 日本の屋根といわれる標高3,000m 級の北アルプスの山々を連ね、清冽な雪どけ水が年間を通じて地域を潤し、四季を通じて美しい景色が広がる山岳観光都市です。
立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口であり、かつて世紀の大事業と言われた黒部ダム建設を支えた町は、黒部ダムやアルペンルートの観光はもちろん、登山やトレッキングなど山岳観光ルートに訪れる、国内外からのお客さまの宿泊地となっています。
江戸時代、大町は、日本海と松本を結ぶ「塩の道」の中間地点に位置し、交通要衝の地であったことから、街道沿いには、当時の歴史的建物が残されており、国宝仁科神明宮をはじめ多くの文化財も有しています。
国内外から大勢のスキーヤーが訪れる白馬村も近く、同ホテルには温水プールやテニスコート、ゴルフ場も併設しており、家族そろってゆっくり滞在し、アクティビティや、温泉や食事を楽しめます。
同ホテルは、関電不動産開発が建物を保有し、グループ企業のホテル運営会社の関電アメニックスが、IHGの日本法人であるIHG・ANA・ホテルズグループジャパン(本社:東京都港区)とホテル運営委託契約を締結し、運営を行います。
なお、今回の計画に伴い、現ホテルでの営業は2019年9月末にて終了します。