グリッドデータバンク・ラボに新規参画
関西電力 2019年3月5日
関西電力は、東京電力パワーグリッド(本社:東京都千代田区)とNTTデータ(本社:東京都江東区)が様々なデータを活用し社会課題の解決や新たな価値の創出を目的として設立した「グリッドデータバンク・ラボ有限責任事業組合(所在地:東京都千代田区)に、同社が新たな組合員として参画するとともに、同組合が共創活動をしていく場としてオフィス兼ラボを開設したと発表しました。
1.組合員の新規参画
関西電力(本店:大阪市北区)および中部電力(本店:名古屋市東区)がグリッドデータバンク・ラボに各社1億5,000万円を出資し、新たに組合員として活動に参画することを決定しました。
【有限責任事業組合の概要】
(1)事業組合名 :グリッドデータバンク・ラボ有限責任事業組合
(2)資本金 :6億円
(3)出資比率 :
・東京電力パワーグリッド 25%
・NTTデータ 25%
・関西電力 25%
・中部電力 25%
(4)設立日 :2018年11月15日
(5)所在地 :東京都千代田区一番町13-1
(6)活動内容 :
・電力データ活用に向けた仕組みの検討
・電力データを用いたユースケース実証および有用性の検証
【各社役割】
・東電PG、関西電力、中部電力:電力データの統計処理結果等の提供
・NTTデータ:実証環境の構築および提供、データ分析技術の提供
2.ラボの開設について
グリッドデータバンク・ラボでは、電力データ活用の実現に向けた取り組みを加速させるべく、イノベーション環境を備えたラボを東京都千代田区に開設しました。同ラボは、デザインシンキングやアイデアソンなどの共創活動を推進するオープンな環境を提供するとともに、セキュリティにも十分に配慮しています。
ラボ内で扱う電力データは、送配電事業者により個人情報がわからない状態まで統計処理されており、特定のメンバーのみ入退室可能な施錠管理された部屋で取り扱われます。
グリッドデータバンク・ラボは、同ラボにおいて、幅広い業種の参画者(データ保有者、エンドユーザー、スタートアップ企業やサービス提供者等)を募り、アイデア誕生のきっかけづくりから実証の企画、推進までをトータルでサポートしていきます。