2022.01.14
SEO対策で最も大切なことは、ターゲティングです。

電球が並ぶイカ漁の船
最近、SEO対策について、教えて欲しいと依頼されることが増えてきました。
知りたいというのなら教えてあげたいという気持ちと、他人に教えることで自分が損をするのではないかという気持ち。
葛藤がないわけではありませんが、それでも、誰かの役に立つのであればという思いが勝つので教えることにします。
細かなことは、SEO対策の教科書に載っているのでそれを読んでもらえば良いでしょうし、当社のホームページ(デジタルマーケティングコラムなど)にもいくつかのヒントが書いてありますのでそちらを参照いただければと思います。
しかし、細かな話に入る前に、知っておいていただきたい最も大切なことがあります。
これを知らないと、何をどう頑張っても意味がありませんので、SEO対策に取り組もうという方には、是非、知っておいて欲しい。その最も重要なことが何なのか、おわかりでしょうか?
それは、ターゲティングです!
ターゲティングとは、どのような人達をターゲット(対象者)にするのかを決めることです。
(マーケティングの予備知識のない方は、SEOの教科書よりも先に、マーケティングの教科書を読むほうが良いかもしれません。)
ターゲティングが大切だということに、ピンとこない方もいらっしゃると思いますので、「釣り」の例え話をします。
趣味で「釣り」をやる方でも、生活のかかった漁師さん(プロ)でも、何かしらのターゲティングをしています。
ブラックバスを釣る。鯛を釣る。マグロを釣る。何を釣るのかは、人それぞれです。しかし、余程の初心者でない限り、何を釣るのかは決めています。
ブラックバスを釣りたければ、湖に出掛けるでしょうし、鯛を釣ろうという人は、船に乗って沖に出掛けます。
マグロを釣りたければ、もっと遠くまで出かける必要があるかもしれません。
まず、何を狙うかで、出掛ける場所が違います。もちろん、魚が釣れる時間も違います。
そして、その獲物が釣れそうな場所に、適切な時間に辿り着いてから、どんな餌で、そして、どんな漁法で魚を釣るのかが知恵の絞りどころです。経験も必要です。
さて、イカを釣るときには、船上の照明器具で、海を明るく照らしてイカを釣ります。灯りに群がるイカの習性を利用するわけです。同じ方法でマグロは釣れませんし、逆に、マグロを釣る方法でイカは釣れません。
SEO対策も同じです。
どんな人をターゲットにするのかを最初に決めなければいけません。そして、その人達の習性を考えて、どんなサイトで、どんなキーワードで、どうやってこちらにやって来てもらうのかが知恵の出しどころです。
ターゲットの魚が釣れないときには、漁場を変えたり、餌を変えたりします。それと同様に、SEOがうまくいかないときには、サイトの構成を変えたり、狙うキーワードを変えたりします。
それでも、いろいろとやってみても、うまくいかないときは、ターゲットを変えます。ここで注意していただきたいのは、あくまでもターゲティングをやり直す(リターゲティング)ということです。やみくもに対象の範囲を広げたり、あいまいにすることではありません。
マグロがダメだったから、ハマチにしようとか、ウナギにしようとターゲットを変更することが大切です。魚なら何でも良いやとばかりに、大きな底引き網でたくさんの魚を引き揚げたところで、欲しいと思っている魚が手に入る確率は低いはずです。
繰り返しますが、SEOで最も大切なことは、どんな人をターゲットにするのかを決めること、つまり、ターゲティングです。