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2022.04.19

プッシュ戦略にアウトバウンドコール、プル戦略にSEO!

プッシュ戦略にアウトバウンドコール、プル戦略にSEO!

プッシュ戦略と、プル戦略。 マーケティング、広報、営業企画・戦略などのお仕事をされている方であれば、必ずご存知の概念だと思います。

決して、能動的か受動的かという意味ではありません。どちらも、能動的、意図的なものであって、積極的に仕掛けていくものです。

プッシュは、こちらから相手(顧客)に向かって直接アプローチすることです。何か具体的な情報(連絡先など)を把握している相手に対して、アプローチする方法です。具体的には、電子メールの送信・ダイレクトメール送付(郵送物)・電話営業・訪問営業などです。

一方のプルは、相手(顧客)をこちらに引き寄せることです。何らかの仕掛けによって、過去に面識のない(連絡先などを知らない)相手に行動してもらうように誘導する方法です。具体的には、各種の広告(テレビCM・ネット広告・新聞広告・雑誌広告・交通広告・ラジオ広告・チラシなど)や、広報活動(新聞や自治体の広報誌に記事として掲載されるなど)などです。最近では、オウンドメディアとして、自社のウェブサイトに注力する企業も増えています。

いろんな企業が、いろんな取り組みをしているわけですが、大切なことは、「プッシュ戦略」と「プル戦略」の両方をバランスよく実施することだと思います。そこで、どんな組み合わせで、どれくらいの力量で、手を打つべきなのか? それは、その企業が置かれた状況によって判断するしかありませんので、一概に「これがベストの解」というものはありません。

ちなみに、当社では、コールセンター事業の新規顧客獲得のために、プッシュ戦略として「アウトバウンドコール」を、そして、プル戦略として「SEO対策の強化」を主な手段と位置付けて取り組んでいます。

プッシュ戦略の柱としてアウトバウンドコールに取り組んでいる理由は、「アウトハウンドコール」が当社のコールセンター事業の強みの一つだからです。その効果を「自分たちで証明してみせる」という意味合いも込めた取り組みです。今どき、営業電話だなんて・・・、と感じる方もいらっしゃるでしょうが、顧客と対面できない時代ですから、電話での営業活動は間違いなく「プッシュ戦略」の中で有効な手段です。DMの送付だけでは行動に繋がりにくいですが、インタラクティブな電話だからこそ、相手を次の一歩へと誘導できることがあります。

一方、プル戦略として、なぜ、SEOに取り組んでいるのかと言うと、テレビCMやネット広告につぎ込む予算がないからです! SEO対策については、試行錯誤の連続です。ですので、SEOのノウハウについて、あまり、多くを語ることはできませんが、やはり、SEOをテクニック的なものとして捉えるのではなく、マーケティングの基本どおりに取り組むことが大切だと思います。小手先のSEOテクニックも役に立つことがありますが、それよりも広く深くマーケティング的な思考を持つことが必要だと感じます。あまりにも、抽象的ではありますが、それが重要だと思います。