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2023.02.27

アウトソーシングの代表例・メリット・デメリット(リスク)

アウトソーシングの代表例・メリット・デメリット

この記事では、アウトソーシングの代表例・メリット・デメリット(リスク)を俯瞰してみます。

アウトソーシングとは、企業が自社内で行っている業務の一部または全部を、外部の企業に委託することを指します。以下は、アウトソーシングの代表例です。


1.カスタマーサポート

企業が自社で行っているカスタマーサポート業務を、アウトソーシング先の企業に委託することがあります。例えば、電話やメールでの問い合わせ対応、商品の返品・交換処理、クレーム対応などです。

2.データ入力・処理

大量のデータを処理する業務や、書類の入力などの業務を、アウトソーシング先に委託することがあります。例えば、アンケート集計、請求書の発行、経費精算処理などです。

3.システム開発・保守

企業が自社で行っているシステム開発や保守の業務を、アウトソーシング先に委託することがあります。例えば、Webサイトの構築や運用、業務システムの開発、データベースの設計などです。

4.人事・労務

企業が自社で行っている人事・労務業務を、アウトソーシング先に委託することがあります。例えば、採用活動、社員の給与計算や年末調整、労務管理のサポートなどです。

5.製造・物流

企業が自社で行っている製造や物流の業務を、アウトソーシング先に委託することがあります。例えば、製品の組み立てや梱包、商品の輸送や配送などです。

以上が、アウトソーシングの代表的な例です。


そのアウトソーシングには以下のようなメリットがあります。


1.コスト削減

アウトソーシングを利用することで、企業は自社で業務を行う場合に比べてコストを削減することができます。アウトソーシング先が得意とする業務を担当することで、専門性や効率性が高まり、結果的にコストが下がるというメリットがあります。

2.専門性の高いサービスを受けられる

アウトソーシング先は、自社が得意とする業務に特化しており、専門知識を持っています。そのため、アウトソーシングを利用することで、専門性の高いサービスを受けることができます。

3.業務の効率化

アウトソーシング先が自社で行っている業務を担当することで、企業はその業務に集中することができます。そのため、業務の効率化が図れ、業務の質やスピードが向上するというメリットがあります。

4.人員の削減

アウトソーシングを利用することで、企業は自社で雇用している人員を削減することができます。これにより、企業は人件費や福利厚生費などを削減することができます。

5.リスクの分散

企業が自社で業務を行う場合、業務に関するリスクを自社で負担することになります。一方、アウトソーシングを利用することで、業務に関するリスクをアウトソーシング先と共有することができるため、リスクを分散することができます。

以上が、アウトソーシングのメリットの一部です。


一方で、アウトソーシングには以下のようなデメリット(リスク)があります。


1.品質管理の難しさ

アウトソーシング先に業務を委託する場合、企業側が業務の品質管理を行うことが困難になることがあります。また、業務に不備があった場合の責任の所在が曖昧になり、トラブルが発生することがあります。

2.情報漏洩のリスク

アウトソーシング先に業務を委託する場合、企業の機密情報や個人情報などが外部に漏洩する可能性があります。特に、海外のアウトソーシング先と取引する場合は、法律や文化の違いなどにより情報漏洩のリスクが高まることがあります。

3.コミュニケーションの問題

アウトソーシング先が海外にある場合、言語や文化の違いにより、コミュニケーションが困難になることがあります。また、業務の内容や方針などを正確に伝えることができない場合もあります。

4.依存度の高さ

アウトソーシングを利用することで、企業がアウトソーシング先に依存することになる場合があります。アウトソーシング先が倒産した場合など、委託業務の継続が困難になる可能性があるため、企業側は事前にリスク管理を行う必要があります。

5.統制力の低下

アウトソーシング先に業務を委託することで、企業側が業務に対する統制力を低下させることになる場合があります。また、業務がアウトソーシング先に委託されることで、企業の業務の核心的な部分が外部に漏洩することがあるため、企業側は委託先の選定に注意する必要があります。

以上が、アウトソーシングのデメリットの一部です。企業がアウトソーシングを利用する際には、利用前のリスク分析や契約内容の確認、委託先の選定など、慎重な検討が必要です。