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2022.02.10

ニュースサイトのアクセスランキングから気付いた「広報ネタづくり」のコツ

ゼロ円

その昔、広報部門と言えば、少し「ほんわか」としていた気がしますが、今ではマーケティング活動の最前線で戦う、より重要な存在に変わってきたように思います。単に「広報担当」ではなくて、「マーケティング・広報担当」という名称を見かけることも多くなりました。

それだけに、マーケティング活動の1つとして、広報活動を位置付ける企業も多いのではないでしょうか。

私自身も、コールセンター事業やマーケティング事業に取り組む企業の広報を担当していますので、そんなことを肌で感じています。

さて、そのような流れの中で、宣伝とは違って「お金をかけずに、如何に発信力を高めていくのか?」が、広報活動の最大の課題だと思います。

そこで、ツイッターやフェイスブックなどのSNSを活用しようとしたものの、うまくフォロワーが集まらずに、投稿が途絶えてしまう・・・ということもあるでしょう。

私も、会社の広報担当として、いろんな壁にぶつかりながら、試行錯誤を繰り返しています。

そんな中、先日、あるニュースサイトの「アクセスランキング」を眺めながら、「あー、なるほど。」と思ったことがありましたので、ご紹介しておきます。

それは、広報の話題づくりには、「海外のビッグニュースよりも、身近な場所の小ネタのほうがウケる」という発想が欠かせないということです。「遠くの親戚よりも、近くの他人」に似ている(?)のかもしれません。

具体的には、こんな記事へのアクセスが多いようです。

◆2月2日・3日、神戸三宮での「新型自動走行モビリティ・iino type-S712」の走行検証・試乗体験者を募集

◆大成ロテック、マリノアシティ福岡・路面太陽光発電ユニット実証実験に長州産業のシステムを採用

◆ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに、モバイルバッテリーシェアリング「ChargeSPOT」を設置

これらの記事に共通しているのは、「知ってる場所」「身近な場所」が登場することです。

きっと、このニュースを見かけた人は、ニュースの内容に関係なく、自分の記憶を掘り起こすはずです。「昔、元カレと出かけたな。元気にしてるかな。」とか、「5年前に家族で行ったな。子供もまだ小さかったな。」などと。

そして、そのような「思い出の場所」「身近な場所」で、「そんなこと、やってるんだー」と思ってもらうことで、その人の心に深く沁みるのではないかということです。

しかも、自分が、その場所を再び訪れる「きっかけ」になるのであれば、余計に心が動くのではないでしょうか。

広報担当者としては、当たり前のことなのかもしれませんが、これは、忘れてはいけないテクニックだなと考えさせられました。