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2021.05.19

やる気スイッチの入れ方|課題を分解して細分化する

モチベーション

資料を作らないといけない。宿題をやらないといけない。掃除をしなければいけない。

でも、どうしてもヤル気が出ない。面倒くさい。どこから手を付けて良いのかがわからない。そして、ついつい先延ばしにしてしまう。

それでも、締め切りギリギリになって、ようやく仕方なしに重い腰をあげて取り組んでみると、意外にもスイスイと課題をクリアしてしまったり、大きな達成感を味わったり、「私ってスゴイんじゃない?」と自己満足に浸ったり。

そして、次からはもっと早く取り掛ろうと心に決める。

しかし、次の課題に出くわすと、また同じことの繰り返し。なかなか、課題に取り掛かることができない。最初の1歩が踏み出せない・・・。

こんな場合には、有効な手立てがあります。

ここに、小さな子供がいて、その目の前に、たくさんのご馳走が並んでいたとします。
でも、子供はご馳走を食べようとはしない。
せっかくのご馳走なのに。

そんなとき、あなたが母親ならどうするでしょう?

そうです。子供が食べやすそうなものを選んで、それを食べやすい大きさに ちぎって、子供の口に運んであげるはずです。そうすれば、子供は「これくらいだったら食べてみようかな」と思って一口目を食べるのです。

そして、最初の一口を食べた子供は、そのご馳走の美味しさに気づいて、母親にもっとちょうだいと要求するはずです。

あなたが挑む難解な課題(あるいは、本当は面倒なだけで、大して難しくはない課題)も、同じです。

来週までに依頼された資料づくりが眠ったままになっていたとします。
一度、面倒だと思ってしまうと、きっと、来週の締め切りギリギリまで手をつけることはないでしょう。

しかし、そうならなでい素敵な方法があります。

それは、いきなり、資料の完成を目指さないことです。

まずは、その資料づくりの中で、今、この瞬間にやっても良いと思うこと、やれそうなこと、いや、それくらいなら簡単にできるに決まっていること・・・は何かを考えます。

例えば、タイトルだけ考える、表紙だけ作る、目次だけつくる、資料の枠(デザイン)だけを考える、ページ数だけを決める、最後のページだけを作る・・・。

何でも構いません。

つまり、今、この瞬間にできると思えるところまで課題を細分化して、それを実行するのです。

今すぐ実行できると自分が考えたことを実行するだけなので、それは必ず実行できるはずです。 もし、できなかったら、もっと細分化してあげれば良いだけです。

そして、その作業を始めたことで、あなたのやる気スイッチがONになれば儲けもの。 もう少し作業を続けようと思えば、続ければ良いのです。

もし、やる気スイッチが入らなかったとしても、気にする必要はありません。何もしなかったのよりはマシなのですから。 小さくても一歩前進したことは間違いありません。

また、明日、小さな「今すぐできること」に取り掛かれば良いのです。