2021.11.30
蟹の季節になると思い出す、カニバリゼーションという用語。
今年も、残すところ1ヶ月。段々と、寒くなってきました。
秋が終わって冬になると、お鍋の季節です。「寄せ鍋」や「おでん」で、体の中からポカポカと温まれば、心まで温かくなる気がします。
そして、寒い冬に、「あー、美味しい蟹が食べたいなあー」と思う方も多いのではないでしょうか。思い切って、北海道や日本海側に旅行に出かける方もいらっしゃるでしょう。
私も、この季節になると、蟹のことが頭をよぎります。美味しい蟹を食べたいな、と。
そして、同時に、「カニバリゼーション」というマーケティング用語を思い出します。
最初に申しておきますが、「蟹」と「カニバリゼーション」には、意味上の関係は一切ありません。カニバリゼーションとは、”cannibalization” という英語であって、自社製品・サービス同志で市場のシェアを食い合うことを意味します。
この現象を「共食い」と言う人もいます。そして、カニバリゼーションの状態に陥ることを「カニバる」という人もいます。これは、英語(名詞)から日本語化された言葉(動詞)です。
この「カニバる」という言葉の響きから、私は「蟹を、ほおばる」ことを連想します。
そして、「共食い」という意味が合いからも、蟹を食べることが頭に浮かびます。
そんな理由で、冬になると「蟹」と同時に「カニバリゼーション」という言葉を思い出すのです。最初に刷り込まれた言葉のイメージは、なかなか消えてはくれないものです。