2021.05.17
ワクチン接種予約のコールセンターでコールバック方式

「長野県松本市では、混乱回避を目的に一部の電話回線でコールバック(折り返し電話)方式を導入する」と、今朝の読売新聞オンラインに掲載されています。
限られた回線・オペレーターで、最大の効果を発揮するには、その方法がベストなのではないでしょうか。
日常的に、コールセンター業界では「通販受注」などで一斉に電話が架かってきた場合に、同様の対応をします。ちなみに、コールセンター業界では、それを「スナッチ対応」と呼びます。
( スナッチ対応についての説明は、こちらをご覧ください。)
地方の自治体では、自治体側がワクチン接種の日時を指定して住民に通知する方式を採用しているところもあるようです。その結果、効率よくワクチン接種を終えることができたと称賛する報道もあります。
しかし、それは100%近くの住民がワクチン接種を希望するという前提があって成り立つ方法論です。住民の希望が予測できない場合には、やはり大量のキャンセルのリスクもありますので、少なくとも接種を希望するかどうかを本人に確認する必要があるでしょう。
そういう意味では、長野県松本市のようなコールバック方式(スナッチ対応)が、広く一般的に活用できる方法なのではないでしょうか。