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2021.10.25

新型コロナは収まってきましたが、先行きが不透明な世の中です・・・。

不透明

新型コロナのワクチン接種が進んだおかげなのか、その他の要因があるのかはわかりませんが、予想を上回る感じで新型コロナの新規感染者が激減する状況が続いています。そのおかげで、重症者数や死亡者数も減少しています。そして、世の中の飲食店では、酒類の提供が許可されて時短営業が解除される状況になりました。

昨年、無理やりにGotoキャンペーンや、Gotoイートなどを推し進めていた頃とは、なんとなく雰囲気も違って、安心して旅行や外食に出掛ける人も増えたのではないでしょうか。

これは、日本だけの話ではなく、海外の先進国だけの話でもありません。インドや東南アジアの国々でも、新型コロナの新規感染者数は減少傾向のようですし、タイでは入国時の隔離がなくなったようです。

さて、日本では、次の日曜日に衆議院選挙が実施されます。安倍一強の時代が終わり、野党の共闘もあって、これまでとは違った激しい選挙戦の様相を呈しています。

ただし、その衆院選がどんな選挙結果になるにせよ、日本と世界の情勢は先行き不透明です。

新型コロナの感染者数が減少したとは言え、世界の製造業のサプライチェインは分断された状態が続いています。半導体の不足も続いています。トヨタ自動車をはじめ、製造業では減産を発表する企業が多くあります。

逆に、新型コロナのトンネルから抜け出したために、世界のエネルギー需要が高まって、天然ガスの調達価格が上昇しています。日本では、多くの原発が止まっている上に、再生可能エネルギーはまだまだ発展途上です。圧倒的に火力発電に頼る日本にとって、天然ガスや原油の価格上昇は脅威です。

しかも、日本の国際競争力は低下していますし、最近は円安に振れています。その結果、燃料や食料の調達で、中国などに競り負ける状況になっています。

この2年間、新型コロナに振り回されて、みんなの注意が新型コロナに集中していました。その新型コロナが収まりつつある今、元々、日本が抱えている多くの問題を直視しなければならない日が、やってきたのではないでしょうか。