オプトインとオプトアウト|デジタルマーケティングコラム

opt(オプト) とは 「~を選ぶ・選択する」「~を選んで決める」という意味の動詞です。その opt の名詞系は、option(オプション)です。日本語でもよく使いますし お馴染みですが、「選択」「選択肢」「自分で選ぶもの」という意味です。

そして、opt-in(オプトイン)とは「INであること」「そうであること」「その仲間に入ること」を自分の意志で選択することです。 逆に、opt-out(オプトアウト)とは「OUTであること」「そうではないこと」「その仲間に入らないこと」「その仲間から外れること」を自分の意志で選択することです。

INとOUT

さて、opt-in(オプトイン)、opt-out(オプトアウト)という言葉は、いくつかの場面で登場します。

例えば、臓器提供の意思表示に、オプトイン/オプトアウトが登場します。国によって、臓器提供の意思表示の方式が違っているのですが、日本では、「臓器提供します」というオプトイン方式で臓器提供の意思表示をします。同様に、アメリカ・イギリス・ドイツもオプトイン方式を採用しているようです。逆に、「私は臓器提供を拒否する」という意思表示の方法(オプトアウト方式)を採用しているのが、フランス・スペイン・北欧などだそうです。

また、メール・マーケティング(メール配信)にも、オプトイン/オプトアウトは登場します。メール・マーケティングでのオプトインとは、ユーザーが明示的に広告メールやダイレクトメールの受け取りを許諾することです。サイトに登録する際に、メール受取のチェックボックスにユーザー自身がチェックを入れた場合はオプトインとなります。

ちなみに、メルマガなどを配信する場合には、送付相手にオプトインの意思を確認する必要がありますが、「特定電子メール法」では名刺交換をした場合には例外としています。ただし、通信販売などの「特定商取引法」を対象とするビジネスでは例外は認められていません。

一方、「もうメールを送ってこないで欲しい」という意思表示がオプトアウトです。「仲間から外れたい」という意思表示です。特定電子メール法では、メール配信者の氏名や組織名と供に、オプトアウトの連絡先やURLなどの表示を義務付けています。あなたも、「メルマガ配信解除はコチラから」という表記を目にしたことがあるのではないでしょうか。