定性調査と定量調査|マーケティングリサーチ用語

マーケティングリサーチには、「定性調査」と「定量調査」があります。これは、決して調査手法の分類ではなく、調査の目的や役割の違いです。

そもそも、「定性的」とは、数値では表せない事柄を表す場合に使う言葉です。一方、「定量的」とは、数値で表したものです。

例えば、中学生の学習状況を表現する場合に、「いつもよく頑張っている」「積極的に授業に参加している」などの抽象的な表現は「定性的」な評価だと言えます。

一方、「1学期の期末テストで数学の点数が73点」というのは、「定量的」な評価です。


話をマーケティングリサーチに戻すと、企業などが消費者などの理解を深める「ヒント」を発見するために実施するのが「定性調査」です。その定性調査で発見したヒントが、世の中のどれくらいの人にあてはまるのかを確認するのが「定量調査」です。そのため、定量調査の分析には、統計学の知識が必要になります。

しかし、どうして、定量調査が必要なのでしょうか?

それは、定性調査で発見したヒントがとても良いアイデアであったとしても、そのアイデアがどのターゲットにどれくらいのボリュームで受け入れられるのかを把握しなければ、ビジネスの計画を立てることができないからです。

そのため、定性調査として、個別インタビュー(デプスインタビュー)やグループインタビューなどでヒントを探し求め、その定性調査の結果を受けてネット調査や郵送調査などで定量調査を実施することになります。

ちなみに、インタビューの代わりに、ネット上のカキコミ(SNSやブログなど)から定性情報を抽出する方法もあります。