AISAS(アイサス)|マーケティング用語

インターネットが普及した現代における消費者の購買行動プロセスのモデルで、株式会社電通が提唱したもの。

(1)Attention<注意> (2)Interest<興味> というステップで心理が変化し、(3)Search<検索> (4)Action<購買行動> (5)Share<共有> というステップで行動が遷移するというモデルです。

このAISASのモデルは、古典的な購買行動プロセスのモデルである「AIDMA」に、インターネット上の購買活動の要素を加味したものです。

Attention・認知>   その商品・サービスの存在を知る
Interest・興味関心> 興味を抱く
Search・検索>     ネットで検索する
Action・行動>    購買行動に至る
Share・共有>     ネットで情報を共有する


インターネットが登場するまでの時代においては、商品・サービスに対する Attention<認知>、Interest<興味>を得るためには、テレビ・ラジオ・雑誌・新聞・折込チラシ・ポスティング・交通広告・屋外広告などが活用されました。その後、インターネットが登場して普及するにつれ、ネット広告やブログなど、ネット上で Attention<認知>、Interest<興味> が形成されるようになりました。

しかも、パソコンでネットを活用していた頃に比べて、多くの人がスマホを活用するようになった現代では、よりインターネットの影響力は大きくなったと考えられます。

そして、ネットだけに限らず、テレビなどの各種の媒体で認知・興味を広げた商品・サービスは、インターネットで検索(Search)され、その商品・サービスの内容や詳細を確認した消費者は必要に応じてネット上で商品を購入(Action)します。そのため、ネット上で購入までが完結する商品については、認知・興味から購入までの時間が短く、商品について記憶(Memory)する必要がなくなりました。 (もちろん、ネットで購入できない場合には、店舗などに出かけます。)

商品の購入後は、SNS・ブログ・ECサイトなど、インターネット上でその評価を発信し、他の消費者と情報を共有(Share)します。

さて、AISASというモデルが現実の世界にどれだけマッチしているのかが気になるところではありますが、それよりも大切なことは「インターネットの普及によりAIDMAを語っていた時代から世の中が変わったことを認識すること」なのではないでしょうか。

このように、インターネットが普及した現代では、購買行動の各ステップにおいてインターネットが大きな影響を与えていることに留意しながらマーケティング活動を進めなければなりません。