フォーカシング|コールセンターの心理学

葉

フォーカシングとは、まだ具体的な言葉にならないような「これって、何なんだろう?」と心や体で感じる微妙な感覚を意識し始めた後に、その感覚に意識を向けて(焦点を合わせて)、その感覚にちょうど当てはまる言葉を見つけ出していく作業です。

心理カウンセリングでは、クライアントの心の中で何が問題なのかを言語化して浮き彫りにするためにフォーカシングの手法が用いられます。その他に、自分自身の気持ちを整理して理解するためにも有効ですし、おそらく、作家や作詞家が作品を創作する過程で自然にフォーカシングの作業を行っているはずです。

このフォーカシングは、アメリカの哲学者・心理学者のユージン・ジェンドリンが提唱したものです。そのユージン・ジェンドリンは、傾聴の「ロジャーズの三原則」で有名なカール・ロジャースのもとでカウンセリングを学んだと言われています。

● フォーカシングの具体的な方法

1.まずは深呼吸をしながら心を落ち着けて、静かに自分の体の中心部分(お腹)にぼんやりと注意を向ける。

2.自分が「気になっている感覚」を、自然と感じられるのを待つ。

3.その感覚にちょうど当てはまる言葉を探してみて、その言葉が本当に適切な言葉であるのかを確かめる。違っていれば、他の言葉を試してみる。

4. 最終的に、ちょうど当てはまる言葉を見つけ出すことができれば、「そうだ!これだ!」という感覚と伴に解放感が得られる。

5. さらに、その感覚が「自分にとってどういうものなのか」「どうして自分はそれが気になったのか」を問いかける。

このように、自分の感覚が言語化されることによって、自ら理性的に判断することができるようになることもありますし、あるいは、他者と問題の共有が可能となり他者からの助言を得られることにもなります。

日本フォーカシング協会
https://focusing.jp/aboutfocusing

コールセンターBPO・コラム <一覧>