デジタル仏壇のある世界|コールセンターの可能性

コールセンターは、どんな可能性を秘めているのでしょうか? そして、未来はどんなコールセンターを必要としているのでしょうか? 急速にデジタル化&リモート化が進み、多様な業種・職種が姿を変える社会では、どのような未来がやって来て、そのときコールセンターにはどのような役割が求められるのかを予想するコラム。第3回のテーマは「デジタル仏壇のある世界」です。

仏壇

4割が年収300万円以下と、お寺の経営はとても厳しいそうです。
今後、人口が減少するに連れて、小さなお寺は消えていくことになるでしょう。

大きめのお寺は、少しは時間的な余裕があるかもしれませんが、都会ではマンション暮らしで自宅に仏壇を置く人は少ないので、お坊さんと接する機会も少なくなっていきます。

お寺からすると、檀家の減少は死活問題ですので、どうにかして住民と接点を持ちたいと考えるでしょう。実際に、お寺の本堂で、「コンサート」や「有名人を呼んでの講演会」、「フリーマーケット」など。あの手この手で住民との接点を築こうと努力しています。

また、観光名所の寺院では、SNS(ツイッターやインスタグラムなど)で季節の写真を投稿することも珍しくありません。

ところで、大物政治家などが葬儀をする東京の有名なお寺では、専用のコールセンターを設置しているのをご存知でしょうか。ホームページにも写真入りでコールセンターの紹介をしています。お寺に馴染みのない人にも気軽に相談してもらえるようにとのことです。

多くの人が気付いていることですが、葬儀場・お寺・墓石屋が一体となって顧客との接点構築に努力して、お互いに送客しあう。そんなビジネスモデルが形成されています。

今でも、テレビCMで広告を打って、顧客からの反応を待つモデルが存在します。みなさんも、「仏壇」「霊園」「葬儀屋」のテレビCMを目にしたことがあると思います。しかし、「お寺」のCMを見ることはありません。費用対効果という意味で投資に見合わないのか、道徳的な問題なのかはわかりませんが。

しかし、テレビに比べればネット広告は敷居が低いのではないでしょうか。今後は、お寺も、一般的なビジネスと同様に、デジタルマーケティングの力量によって集客力に差が現れるようになるかもしれません。

例えば、ホームページや動画サイトで、お寺の歴史や雰囲気、住職の人柄などを伝えつつ、コールセンターの問い合わせ窓口で丁寧に対応する。いずれ、お寺も、マーケティングやカスタマージャーニーを意識する時代がやってきます。

一旦、顧客との関係性が構築できれば、テレマーケティング・アウトバウンドコールやセールスメールを活用した「法事」の売り込みや、「お墓参り代行サービス」などの宣伝も可能です。

そして、そう遠くない未来に、「デジタル仏壇」と呼ばれる薄型の液晶や有機ELのディスプレイに仏壇の姿を映し出し、お坊さんにはリモートでお経を読んでもらう「リモート法要」が主流になっているかもしれません。

そんな時代のお寺にとって、コールセンターは顧客に対する窓口業務を担う必須アイテムになっている可能性があります。

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